ユニットバスの交換費用の相場とは? 工事の内訳や費用を抑えるポイントもご紹介
「古くなったタイル風呂、タイルを張り替えて残す方がいい?」
「思い切ってユニットバスに変えた方が、掃除や寒さはラクになる?」
「ユニットバスにすると、お風呂が狭くなるって本当?」
在来浴室、いわゆるタイル風呂をリフォームするときに迷いやすいのが、在来浴室のまま改修するか、ユニットバスへ変更するかという選択です。
タイル風呂だからといって、必ずユニットバスへ変えなければならないわけではありません。浴室の形や素材にこだわりたい場合は、在来浴室を残す価値があります。一方、掃除のしやすさや断熱性、将来のメンテナンスを重視するなら、ユニットバスが選びやすいでしょう。
この記事では、ユニットバスと在来浴室の違いを、費用・工期・寒さ・掃除・デザインなどの面から比較します。

タイル風呂は、状態がよければ在来浴室のまま改修できます。ただし、掃除・寒さ・安全性・維持管理を総合的に改善したい場合は、ユニットバスへの変更が現実的です。
判断するときは、「古いか新しいか」だけでなく、これから何年使う予定なのか、どのような不便を解消したいのかを考えることが大切です。
たとえば、タイルのデザインや大きな窓、浴室の広さを気に入っているなら、在来浴室を活かす方法があります。一方、「冬は床が冷たい」「目地掃除が大変」「将来に備えて段差を減らしたい」という場合は、表面だけを補修しても不満が残る可能性があります。
まずは、現在の浴室の状態と、今後の暮らしで優先したいことを分けて考えてみましょう。

大きな違いは、浴室を工場生産の部材で組み立てるか、住宅に合わせて現場でつくるかです。ユニットバスは性能を確保しやすく、在来浴室は設計の自由度に優れています。
ユニットバスとは、床・壁・天井・浴槽などの部材を工場で製造し、住宅の中で組み立てる浴室です。「システムバス」と呼ばれることもあります。
なお、ユニットバスは「浴槽とトイレが同じ空間にあるお風呂」という意味ではありません。戸建てやマンションのリフォームで採用される、浴室だけの製品もユニットバスです。
工場で品質管理された部材を組み立てるため、防水性や断熱性、清掃性などの性能を確保しやすいのが特徴です。
在来浴室とは、住宅の構造や浴室の形に合わせて、防水工事を行い、床・壁・浴槽などを現場で仕上げる浴室です。
タイル張りのお風呂が代表的ですが、在来浴室の仕上げ材はタイルだけではありません。石やパネルなどを組み合わせることもでき、規格に縛られない設計が可能です。
職人が現場に合わせて施工するため自由度は高い一方、防水や断熱の性能は、下地の状態や採用する工法、施工品質によって差が出ます。
| 比較項目 | ユニットバス | 在来浴室 |
|---|---|---|
| 防水性 | 確保しやすい | 防水層と施工品質に左右される |
| 断熱性 | 断熱仕様を選びやすい | 断熱工事の内容によって変わる |
| 掃除 | 継ぎ目や目地が少なく比較的ラク | タイル目地が多いと手間がかかる |
| デザイン | 商品の選択肢から組み合わせる | 素材や形を自由に設計しやすい |
| サイズ対応 | 規格サイズが基本 | 変形した空間にも合わせやすい |
| 工期 | 比較的計画を立てやすい | 工程が多く長引きやすい |
| バリアフリー | 段差を抑えやすい | 設計と工事内容による |
| 維持管理 | 部材交換や点検を計画しやすい | 目地や防水層の管理が必要 |
どちらが優れているかを一律に決めることはできません。重視する項目によって、適した浴室は変わります。

在来浴室を残す方法には、傷んだ部分だけを直す「部分補修」と、防水層や下地を含めてつくり直す「全面改修」があります。この2つは工事範囲も費用も大きく異なります。
一部のタイルだけが欠けている、目地の限られた範囲だけが傷んでいるなど、劣化が局所的で下地に大きな問題がない場合は、部分補修で対応できる可能性があります。
ただし、表面に見えている症状だけで判断するのは禁物です。周囲のタイルまで浮いていたり、防水層や下地に水が回っていたりすると、一部分を直しても別の箇所に症状が現れることがあります。
部分補修が適しているかどうかは、浴室の使用年数と、床・壁・浴槽まわりを含む全体の状態から判断します。
在来浴室の形を維持しながら、古い仕上げ材や下地を撤去し、防水工事からやり直す方法もあります。
全面改修なら、タイルや石、浴槽、水栓、照明などを細かく選べます。断熱材を追加したり、滑りに配慮した床材へ変えたりすることも可能です。
ただし、現場で行う作業が多くなり、乾燥期間が必要な工程もあります。そのため、簡単なタイルの張り替えとは費用も工期も異なります。
在来浴室の大きな魅力は、規格にとらわれにくいことです。
たとえば、梁や柱が出ている浴室、斜めの壁がある浴室などでも、空間の形に合わせて設計できます。大きな窓を活かしたい、好きなタイルを使いたい、浴槽のサイズや位置にこだわりたいといった要望にも対応しやすいでしょう。
「今のタイル風呂が古いから」という理由だけでなく、既存の浴室に残したい魅力があるかどうかも考えてみてください。

在来浴室からユニットバスへ変更する場合は、既存の床や壁を解体し、必要な配管・土間・断熱工事を行ってから新しい浴室を組み立てます。
住宅の状態や商品によって異なりますが、一般的には次のような流れで工事を行います。
在来浴室からユニットバスへのリフォームは、既存の浴室を解体して初めて下地の状態がわかることもあります。
木部の腐食や水漏れなどが見つかれば、補修工事が必要です。見積もりを確認するときは、想定外の傷みが見つかった場合の扱いも聞いておきましょう。
ユニットバスは、既存の建物の内側に規格化された部材を組み立てます。そのため、柱や梁、配管の位置によっては、現在のタイル風呂より内寸が小さくなる場合があります。
ただし、必ず狭くなるとは限りません。既存の壁厚や浴室の形、選ぶ商品によっては、空間を有効に使えることもあります。
カタログに記載された「1616」や「1216」といったサイズだけでは、設置できるか判断できません。
ユニットバスを選ぶ前に、次のような条件を確認します。
浴槽の広さだけでなく、洗い場の動きやすさや、ドアを開閉したときの動線まで確認することが大切です。
一般的な規格サイズが入らないからといって、すぐにユニットバスを諦める必要はありません。
サイズの調整幅が広い商品を検討する、窓や配管の納まりを工夫する、在来浴室の一部を活かすなど、現場に応じた方法があります。
大切なのは、商品を先に決めることではなく、設置条件を確認してから選択肢を絞ることです。

費用を最も抑えやすいのは劣化が限定された部分補修ですが、全面改修では在来浴室の方が安いとは限りません。工事内容をそろえて比較する必要があります。
| リフォーム方法 | 費用の傾向 | 工期の傾向 | 適しているケース |
|---|---|---|---|
| タイルなどの部分補修 | 比較的抑えやすい | 比較的短い | 傷みが一部に限られる |
| 在来浴室の全面改修 | 仕様によって高くなりやすい | 長くなりやすい | 形や素材にこだわりたい |
| ユニットバスへ変更 | 商品と現場条件で変動 | 比較的計画しやすい | 性能や維持管理を改善したい |
ユニットバスの交換費用は、商品グレードやオプションだけでなく、現在の浴室が在来浴室かユニットバスかによっても変わります。
費用の目安や工事内容は、ユニットバス交換の費用相場と工事内訳で詳しく解説しています。
ユニットバスの交換費用の相場とは? 工事の内訳や費用を抑えるポイントもご紹介
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ユニットバスの交換費用の相場とは? 工事の内訳や費用を抑えるポイントもご紹介
浴室リフォームの見積金額を比べるときは、総額だけを見るのではなく、どこまで工事に含まれているかを確認してください。
特に差が出やすいのは、次のような項目です。
一方は入口まわりの補修込み、もう一方は別途工事という状態では、正確な比較ができません。
浴室リフォーム全体の予算を考える際は、お風呂リフォームの費用と費用を抑えるポイントも参考にしてください。
お風呂リフォームの費用はいくら? 費用を抑えるポイントも解説
お風呂リフォームの費用はいくら? 費用を抑えるポイントも解説
お風呂リフォームの費用はいくら? 費用を抑えるポイントも解説
リフォーム方法を選ぶときは、初期費用だけでなく、今後のメンテナンスも考えましょう。
在来浴室では、タイル目地やコーキング、防水層の状態を定期的に確認する必要があります。自由度が高い分、使用する素材によってお手入れの方法も変わります。
ユニットバスもメンテナンス不要ではありませんが、部材の仕様やお手入れ方法が明確で、将来の交換計画を立てやすい傾向があります。
今後も長く住むなら、10年、20年先の掃除や補修まで含めて考えることが大切です。

在来浴室は、浴室の形や素材を自由に設計できることが最大のメリットです。一方、全面改修では工期と費用が膨らみやすく、施工内容によって性能に差が出ます。
在来浴室を残す主なメリットは、次のとおりです。
旅館のようなお風呂にしたい、素材感を大切にしたいなど、浴室そのものに強いこだわりがある方に向いています。
在来浴室の全面改修は、下地・防水・仕上げなど多くの工程を現場で行います。そのため、仕様によっては費用が高くなり、工期も長くなる傾向があります。
また、タイル目地が多い仕上げでは、カビや汚れに配慮した掃除が引き続き必要です。断熱材を入れず、床材も変えなければ、見た目がきれいになっても寒さや床の冷たさが十分に改善されないことがあります。
在来浴室を残すなら、デザインだけでなく、防水・断熱・清掃性まで含めて計画しましょう。
ユニットバスは、防水性・断熱性・清掃性をまとめて改善しやすい浴室です。ただし、規格サイズや商品の仕様による制約があります。
最近のユニットバスは、床の冷たさを抑える断熱構造、汚れを落としやすい壁や床、保温性に配慮した浴槽など、日常のお困りごとを減らす機能が充実しています。
タイル目地が少なくなるため、毎日の掃除をラクにしやすいのもメリットです。浴室と脱衣所の段差を抑えたり、手すりを設置したりするなど、将来に向けた安全対策も検討できます。
浴室の段差や転倒対策が気になる方は、高齢者の転倒を防ぐ浴室バリアフリーの考え方もあわせてご覧ください。
お風呂の段差は特に危険!高齢者の転倒を防ぐ浴室バリアフリーのすすめ
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ユニットバスは規格品が基本です。壁の角度や天井の高さに制限がある浴室では、設置できる商品やサイズが限られる場合があります。
色や柄、浴槽、水栓などは幅広く選べますが、完全なオーダーメイドと比べると自由度は下がります。
また、高機能な床や自動洗浄、浴室暖房などのオプションを増やすほど費用も上がります。「便利そう」という理由ですべて付けるのではなく、実際に使う機能を選ぶことが大切です。
商品ごとの特徴を比べたい方は、パナソニックBEVASとTOTO sazanaの比較も参考にしてください。
お風呂リフォーム! あなたはどっちを選ぶ!? パナソニック vs TOTO
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掃除・寒さ・安全性を優先するならユニットバス、形・素材・デザインを優先するなら在来浴室が有力です。迷ったときは、解消したい不満に優先順位をつけましょう。
次のような希望が多い場合は、ユニットバスが向いています。
ユニットバスは、複数の不便をまとめて見直したい場合に選びやすい方法です。
一方、次のような希望がある場合は、在来浴室を残す価値があります。
在来浴室を選ぶ場合は、デザインを優先する部分と、お手入れや安全性を優先する部分を分けて考えると計画しやすくなります。
どちらにするか決められないときは、次の5項目に順位をつけてみましょう。
たとえば、掃除・暖かさ・安全性が上位ならユニットバスが候補になります。デザイン・サイズ・素材が上位なら、在来浴室の全面改修も検討する価値があります。
ご家族で優先順位が違う場合は、「毎日掃除する人」「入浴時に介助が必要な人」など、実際に浴室を使う人の動きを基準に考えるのがおすすめです。
タイルの剥がれ・浮き・ひび割れがある場合は、工法を選ぶ前に下地や防水層の状態確認が必要です。表面だけの補修では解決できないことがあります。
「タイルが1枚だけ剥がれたように見える」という場合でも、周辺まで浮きが広がっていたり、目地から水が入り込んでいたりする可能性があります。
特に床のタイルは裸足で踏むため、割れた角によるケガや、段差によるつまずきにも注意が必要です。
危険な症状や相談の目安については、タイル風呂のタイル剥がれは危険?浮き・ひび割れを放置してはいけない理由で詳しく解説しています。
タイル風呂のタイル剥がれは危険?浮き・ひび割れを放置してはいけない理由
タイル風呂のタイル剥がれは危険?浮き・ひび割れを放置してはいけない理由
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劣化している部分を確認したうえで、部分補修で済ませるのか、在来浴室を全面改修するのか、ユニットバスへ変更するのかを判断しましょう。
寝屋川市・枚方市を中心とした大阪北河内エリアでタイル風呂をリフォームする場合も、商品を選ぶ前の現地調査が欠かせません。
築年数が同じ戸建て住宅でも、浴室の広さや柱の位置、配管、下地の傷み方は異なります。写真や図面だけでは、ユニットバスが設置できるか、在来浴室をどこまで活かせるかを判断できないこともあります。
カタログで気に入ったユニットバスを見つけても、梁や窓、搬入経路などの条件によっては、そのまま設置できない場合があります。
反対に、「うちのお風呂は変わった形だからユニットバスは無理」と思っていても、現場を確認すると設置できる商品が見つかることもあります。
寝屋川市・枚方市で浴室リフォームを検討するときは、現地調査で次の点を整理してもらいましょう。
複数の方法を同じ条件で比較すると、金額だけでなく、完成後の暮らしまで想像しやすくなります。
浴室の床は、カタログの写真を見るだけでは、硬さや足触りまでわかりません。浴槽も実際にまたいでみると、深さや入りやすさの感じ方が変わります。
株式会社ミヨシテックが運営する寝屋川市のミライエショールームでは、お風呂を含む住宅設備を実際に見ながらご相談いただけます。
「タイル風呂を残した方がいいのかわからない」
「ユニットバスにすると狭くならないか心配」
「寒さと掃除の大変さをまとめて改善したい」
このように、まだリフォーム方法が決まっていない段階でも大丈夫です。現在の浴室のお困りごとを整理しながら、暮らしに合う方法を検討できます。
ユニットバスと在来浴室には、それぞれ異なるメリットがあります。
掃除のしやすさ、断熱性、防水性、安全性、将来のメンテナンスを重視するなら、ユニットバスが選びやすいでしょう。一方、浴室の形や広さを活かし、素材やデザインにこだわるなら、在来浴室を残す方法もあります。
大切なのは、「タイル風呂は古いからユニットバス」というイメージだけで決めないことです。
まずは、次の点を整理してみてください。
寝屋川市・枚方市を中心とした大阪北河内エリアで、タイル風呂を残すかユニットバスへ変更するか迷っている方は、株式会社ミヨシテックへお気軽にご相談ください。
ミライエショールームへの来場予約のほか、LINE・お電話・メールでもご相談いただけます。「まだ方法を決めていない」という段階から、現在の浴室とこれからの暮らしに合うリフォームを一緒に考えていきましょう。