トイレでスマホを使ってはいけない理由3選!菌・健康・依存への影響を徹底解説

更新日:2025.03.26

トイレ

​はじめに

皆さんは、トイレでスマホを使っていませんか?トイレまでスマホを持ち込むことで、動画を見たりゲームをしたりして有意義に過ごしたいと思われるかもしれません。

日本レストルーム工業会の調査によれば、2015年には33%の人がトイレにスマートフォンやタブレット端末を持ち込んでいましたが、2022年にはその割合が39%に増加しています。 ​このデータから、トイレでのスマートフォン使用が年々一般的になっていることがわかります※1

しかしながら、トイレでスマホを使うと多くの悪影響を及ぼします。このコラムではそれらを3つご紹介します。

1 日本レストルーム工業会, トイレに持ち込む物、トップはスマートフォン!, https://www.sanitary-net.com/trend/research/column_02.html

トイレでスマホを使ってはいけない理由3選

スマホに菌やウイルスが付着する

人は1日に2,600回以上スマホをタッチしていると言われます※2。トイレでスマホを使った場合、そこで付着した菌やウイルスをスマホとともにずっと持ち歩くことになります。

ノロウイルスや腸管出血性大腸菌(O-157)など、食中毒の原因となる細菌やウイルスを持ち運んでしまうと可能性もあるため、スマホが衛生的かどうかは常に気を付ける必要があります。

「スマホ除菌」の習慣を付ける

皆さんがトイレから出られるとき、手を洗われると思いますが、トイレでスマホを使ったのであれば、本来スマホも洗わなくてはなりません。そうでないと、スマホに付着した菌が再度手に移り、手を洗った意味がなくなります。

あまりスマホを掃除する習慣がない方がほとんどだと思います。mattress nextdayの調査では、なんと 51% もの人が一度もスマホを掃除したことがありませんでした※3

携帯電話は定期的に除菌する必要があります。各携帯電話メーカーが除菌方法を解説していますので、詳しくは以下の記事をご参照ください。

KDDIスマホやiPadの除菌方法は? 消毒用アルコールティッシュはOK? 正しい掃除の知識を解説
SoftBankスマホも除菌できる? 覚えておきたい正しいお手入れ方法

2 アンデシュ・ハンセン(2019), 「スマホ脳」, https://www.shinchosha.co.jp/book/610882/

3 mattress nextday, A Swab Report: The Most Unhygienic Sleep Tech, https://www.mattressnextday.co.uk/snooze-news/post/a-swab-report-the-most-unhygienic-sleep-tech

痔など健康のリスクが高まる

トイレでスマホを使うと、便座に座る時間が極端に長くなります。通常時には5~10分ほどで出てくるのに、スマホを見ていて30分も過ごしてしまった…なんてことはないでしょうか?

トイレでの過ごす時間が長くなると、中央に穴が開いた楕円形の便座が尻部分を圧迫し、直腸の位置がソファに座っているときよりも低くなることで下半身に重力がかかり、圧力が増して血流が悪くなります。その結果、痔や骨盤底筋の衰え、直腸脱などのリスクが高まると指摘されています※4

そのため、これらのリスクを避けるためには、トイレで過ごす時間は平均 5~10分 にとどめる必要があります。

便秘等で長時間座らざるを得ないときは疾病の可能性もある

排便の困難や不快感は、過敏性腸症候群やクローン病といった胃腸疾患、がんの兆候である可能性もあります。大腸内の腫瘍が便の流れを妨げて、便秘を引き起こしている可能性もあるため、長時間続く場合には一度病院で診てもらうのも良いかもしれません。

4 CNN, 10分以上の長トイレはダメ、スマホ持ち込みに医師が警鐘 米, https://www.cnn.co.jp/fringe/35226051.html

スマホ依存を助長する

トイレにスマホを持って行かざるを得ない人は、「スマホ依存」のサインかもしれません。

スマホ依存は、睡眠障害や視力低下、ストレス増加などの健康への影響や、集中力の低下による学業・仕事への影響、人間関係の希薄化等の社会的な影響など、様々な悪影響を与えます※5。学力調査で、スマホを1日4時間以上使用する子どもは、1時間未満の子どもに比べて平均点が20点近く低い結果が示されたこともあります※6

無意識な依存を自覚するためにも、次トイレに行くときは、スマホを置いていってみませんか?

「ボーっとする」ことのすすめ

「ボーッとする」ことは、脳科学的にも非常に重要なことだと言われています。特に何の作業もしていない「ボーッとした状態」の時、脳疲労を回復するだけでなく、脳内で「デフォルトモード・ネットワーク」(DMN)が活発に稼働します。

このDMNを活性化させることで、想像もしていなかった貴重な「ひらめき」が得られ、問題解決能力が高まります。「ボーッとする」ことは、時間の無駄ではないのです※7

5 パーソルキャリア, Job総研『2024年 スマホ依存の実態調査』を実施 無いと不安9割 “無意識な依存”に自覚あり 健康被害も顕著, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000227.000013597.html

6 マイナビ, スマホ依存と学力の関係性 平均点数にして10点以上の差が, https://career-ed-lab.mynavi.jp/career-column/1084/

7 幻冬舎Plus, 脳内「DMN」のすごい力 スマホを見ずに「ボーッとする」だけで悩みは解消する, https://www.gentosha.jp/article/22472/

まとめ

ここまでお読みいただいた皆さんは、トイレでスマホを触りたくなくなったのではないでしょうか?ぜひスマホを置いてトイレに行きましょう!

また、最新のトイレは除菌性能に非常に優れています!こちらの記事もご覧ください!

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